先日、ちょっと驚いたことがありました。
詳しくは書けないのですが、アレルギーで診ているお子さんの体に病気がありました。見て分かるものです。
ある日、診察に来られた時に、変化に気づきました。いつもの病気が見当たらないのです。
聞けば、県外の病院で手術したというのです。新潟県内では、オペはできないと断言されたようです。
何とか県外の病院にたどり着き、入院の上で手術を行ったそうです。術後の経過は良好のようです。
それにしても親御さんからすれば、してやったりでしょう。オペできないはずのものが、できてしまったからです。
患者さんからすれば、医師の言うことは絶対で、100%信用するほかないのですが、実はこんな感じの地域差は、残念ながら存在します。地域差というか、医師間の差というべきでしょうか。
そのために、「セカンドオピニオン」という患者さんを守るルールがあるのですが、患者さんは今の主治医にヘソを曲げられたら困ると気を遣い、みすみすチャンスを手放してしまっているようです。
小児科医は手術とかはしないというか、できないので、私もこれだけの差があることは知りませんでした。新潟県内で診療している限りは、オペできないものと思っていました。
今後は、必要があれば、その病気に関しては、セカンドオピニオンというか、その名医に判断を委ねようかと思っています。