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2020年11月02日 更新

本来は、先週末に学会があり、参加の私は医院を休診にするはずでした。

コロナの影響もあり、学会はオンライン開催となり、休診にはせずに済みました。ウィズコロナの時代は、こんな感じになっていくのでしょうか?。

学会の発表は、ほとんどが大学病院やアレルギー専門病院によるもので、一般演題149のうち、開業医は10で、そのうち当院が2つという状況でした。

例年ですと、2桁ということはなく、5前後くらいでしょうか。とにかく、開業医の発表が少ないのです。

確かに、専門病院は、診療のほかに、研究や若手の教育という使命を持っており、学会発表は責務なのかもしれません。

ただ、これではちょっとまずいのです。専門病院と開業医では、みている風景が異なるから。

どういうことかと言いますと、開業医は、発症したてのアレルギーを診ることが多いし、専門病院は、開業医が診ていたこじれにこじれたアレルギーを診ることが多いからです。

当然、年齢も上になってきます。病気は、アレルギーに限らないでしょうが、長年こじれていると、治りにくくなると思います。要は、専門施設は、治りにくい病気を診ていることになります。

ということは、早期に対応し、治る方向に持っていきやすいのは、開業医ってことになりませんか?。

開業医も、専門施設の医師と同等、もしくはそれ以上に「アレルギーを治したい」という気持ちを強く持って診療に当たるべきなのではないでしょうか?。