先日、某学校でアレルギー症状を起こした患者さんが、学校から直接当院を受診されました。
この患者さん、口腔アレルギー症候群もあり、割と最近から当院にかかり始めていました。
こういう場合、食物アレルギーは新たに起こしてもおかしくはありません。私としては、原因の特定をはかりたいと考えました。
学校給食を食べて、症状を起こしたので、給食を一部いただくことができれば、そのものを使うことで、皮膚テストも行えます。
当日は、養護教諭の先生も同伴で受診しており、一番は原因を特定することだと伝えていました。後日、給食の一部を取り寄せるなり、そのものを持ってきていただけるものだと思っていました。
受診されたのですが、給食は提供できないということでした。私としては「?」マークしかつきません。
学校で起きたことなので、学校にも責任はあるし、逆に特定することで、今後の対応に万全を期すことができます。
にも関わらず、提供できないって、どういうことでしょうか?。まあ、経験上、協力的な学校と、そうでない学校があるのは事実です。協力はないものとして、ご家族と原因の特定をやっていくしかないのでしょう。
食物アレルギーは、他院からの紹介、相談もほとんどなく、そんな中でめげずに診療しています。