小児科 すこやかアレルギークリニック

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ひっ迫
2020年11月30日 更新

新型コロナが広がっています。

ここ新潟県でも徐々に患者数が増えており、全国的には重症者も増えているといいます。重篤化し、集中治療が必要な患者さんはすぐには危機的な状況から抜け出せる訳ではないので、その病院のベッドを占有してしまいます。

大病院でも、同時進行して何人もの重篤化した患者さんを診ていくのは、大変なことです。ましてや、危険な状態から脱しても、また別の重症な患者さんが入院してくれば、医療者側が疲弊していきます。終わりがない訳です。

医療スタッフが感染してしまえば、濃厚接触者として扱われますので、細心の注意で診療に当たらねばなりません。医療スタッフは、患者を守るのは当然のこと、自分も守らなくてはいけなく、体力面も、更には精神面においても消耗しないはずはありません。

最近、ニュースで聞く、「医療がひっ迫している」というのは、こういうことを指しています。

この状況で、GO TO トラベルだ、GO TO イートだと言われても、経済を回す必要性は承知しているのですが、医療者からいうと、患者を増やす可能性があるGO TOは勘弁してくれとなるのだろうと思います。

医療は、高度化し、専門分野化されていますので、私にできることといえば、かかりつけの患者さんがコロナの可能性があれば、検査できるところに紹介し、検査していただく。小児は幸い、重症化しにくいようですが、必要があれば、入院していただくことになるのだろうと思います。

当院のチカラを入れているアレルギーは、これも待ったなしです。意味合いが異なりますが、病気の症状を抑え続ける必要があります。気を抜いて症状を悪化させてしまうことは許されません。

院内感染に気をつけ、アレルギー症状を悪化させないように患者さんを守っていくことが、私に与えられた使命であると考えています。