最近、新型コロナの報道を見ていると、「エビデンス」という言葉が目につきます。
「エビデンス」とは、医者の間でよく使われる言葉です。「(医学的)根拠」を意味しています。
GO TOトラベルについても、中止にしなかったのは、「エビデンスがないから」という政府が言ったようです。
春の頃と違い、新型コロナウィルスについて、ある程度は分かってきましたが、まだまだ分からないことも多いと思います。「エビデンス」は誰もが疑いようのない「根拠」が集積して出来上がることなので、「エビデンス」が構築されるのはまだ先のことであり、それを待つのは得策ではないと思います。
昨日、テレビで解説されたいたドクターが、そのことを指摘されていました。そこで「ファクト」と参考にすべきだと。「ファクト」とは「事実」であり、ある意味、「ファクト」がいくつも集積された先に「エビデンス」があるという感じでしょう。
今は、「ファクト」を元に政策なり、方針を決めていくべきだろうと言っていました。
それを聞いて、私は思いました。食物アレルギーもそんな感じではないかと。
学会の提示する方針は、いまだに「除去」が中心となっています。
しかし、医師の間では、「食べるな」というドクターもいますが、「少しずつ食べさせろ」というドクターもいます。食物アレルギーは、時代の転換期にあるので、医師が真逆のことを言っているのだろうと思います。
個人的には、食べた方が治るという「ファクト」は何度も何度も経験しています。多くの専門家がそういう経験をもとに、論文を書き、「エビデンス」が構築されていくのでしょう。
今は「ファクト」の集積の時期なのだろうと思っています。