小児科 すこやかアレルギークリニック

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今年を振り返る
2020年12月29日 更新

今日から年末年始のお休みをいただいています。

世間は、新型コロナで休みもなく働いているドクター、看護スタッフもいるのにとお叱りを受けそうですが、現時点では、地方の小児科にはそこまでの影響はないように思います。

もともと小児は重症化しにくいと言われていますが、変異種ではそうでもないとか。実際のところ、どうなんでしょう?。当院はぜんそく患者さんも多く診ているため、早く知りたいところです。

アレルギーに関して、今年を振り返ると、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎について、進化のあった一年だったと思います。

たまに書いていましたが、食物アレルギーは「除去」が良くないのではないかと考えています。

確かに、除去していて治ったというケースもなくはないでしょうが、「抗体価が下がるのを待つ」という方法は取るべきではないと思っています。

抗体価が高くても、微量、少量なら食べられることがほとんどで、「抗体価が高い」=「全く食べられない」、「食べてはいけない」という図式は成り立ちません。というか、成り立たせてはいけないと思います。

当院は、食材に限らず何でも食べさせることを心掛けています。もちろん、リスクがない訳ではないため、負荷試験を行っていますが、その方法も進化させています。

要は、「無駄に除去することなく、確実に微量でも食べさせていくか」にこだわっています。これが非常に大事なポイントだと確信しています。