小児科 すこやかアレルギークリニック

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変なこと
2021年01月06日 更新

まもなく学会がオンラインで開催されます。

私もエントリーしていますが、卵アレルギーのある赤ちゃんについてまとめたものとなっています。

私の中では、生後まもなくアトピー性皮膚炎の湿疹があり、その部分から「経皮感作」を起こして卵アレルギーを発症、もしくは発症しつつあるということを考えています。

すると、ほぼ全例に湿疹の存在を指摘できます。しかも、生後数ヶ月というかなり早期からです。だいたい生後6ヶ月には「経皮感作」が進んでいるようです。

その湿疹は、アトピー性皮膚炎と診断できると考えています。

残念ながら、ほとんどの小児科医、皮膚科医が“乳児湿疹”と診断し、適してない治療を繰り返すため、「経皮感作」は進行するわ、アトピー性皮膚炎も適切に治療されないわと、“変なこと”になってしまいます。

患者さんは、湿疹がよくならないと言い、医者を代える。医者は、患者が来なくなり、自分の治療がよかったためだと自信を持ってしまう。つまり、“変なこと”をしてしまったとは医師は感じておらず、その後も同じ過ちを繰り返してしまう…。

全国各地で繰り広げられている「現実」は、こんな感じだろうと思っています。