まもなく学会がオンラインで開催されます。
私もエントリーしていますが、卵アレルギーのある赤ちゃんについてまとめたものとなっています。
私の中では、生後まもなくアトピー性皮膚炎の湿疹があり、その部分から「経皮感作」を起こして卵アレルギーを発症、もしくは発症しつつあるということを考えています。
すると、ほぼ全例に湿疹の存在を指摘できます。しかも、生後数ヶ月というかなり早期からです。だいたい生後6ヶ月には「経皮感作」が進んでいるようです。
その湿疹は、アトピー性皮膚炎と診断できると考えています。
残念ながら、ほとんどの小児科医、皮膚科医が“乳児湿疹”と診断し、適してない治療を繰り返すため、「経皮感作」は進行するわ、アトピー性皮膚炎も適切に治療されないわと、“変なこと”になってしまいます。
患者さんは、湿疹がよくならないと言い、医者を代える。医者は、患者が来なくなり、自分の治療がよかったためだと自信を持ってしまう。つまり、“変なこと”をしてしまったとは医師は感じておらず、その後も同じ過ちを繰り返してしまう…。
全国各地で繰り広げられている「現実」は、こんな感じだろうと思っています。