年間を通して、水曜午後の休診を利用して、院外活動を行なっています。
具体的には、食物アレルギーの誤食時の対応、エピペンの使い方などの講演なのですが、毎年この時期にスライドを作成しています。
ちょっと大袈裟に言うと、「2021年モデル」のスライドを作成し、それを基本として、その後に小修正を行い、1年を乗り切るという感じです。
ちなみに、2020年モデルでは、除去はよくないという話をしました。いまだに食物アレルギーというと、アレルギー採血の結果が重視され、除去一辺倒という考え方も根強いですが、食べることで治す方向に持っていくこともできると思っています。
実際に負荷試験をやっていると、抗体価はそこまで重視すべきものではないと思わざるを得ません。軽症、中等症なら、結構治ると考えています。
ただし、かなり重症となると、ちょっと食べさせても症状が誘発されてしまうので、難しかったりします。その辺の当院で積み上げてきたノウハウを情報として、スライドに盛り込んでいます。
先日も触れましたが、木の実類で症状を起こす人が急増していることも触れたいと思っています。特にクルミが急増していますが、かと言ってピーナッツ、アーモンド、カシューナッツを無条件に除去するのは違うと思っています。
学校生活管理指導表が一部変更されましたので、それについても触れようと思っています。
完成を急ぎたいと思います。