小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年02月12日 更新

食物アレルギーは、子どもに多い病気と言われています。

発症のためには感作が必要です。体の中に IgE抗体が作られるということです。

乳児の感作状況を見ると、卵が圧倒的に多いです。その次が乳、その次が小麦のようです。

これはどういうことでしょうか?。人種差なのか、消費量の差なのか?。それとも食品に差があるのか?。個人差もあるのか?。

この3つのアレルゲンは、0歳の食物アレルギーの症状の起きやすい順と一致しています。新規発症のアレルゲンという意味です。

感作の順位と、発症する頻度は一致するということです。そうです、そのまんまなのです。

個人的には、卵、乳、小麦は3大アレルゲンと言われており、顔などに治りにくい“湿疹”があれば、経皮感作を起こす確率は高いと考えています。

離乳食開始前に、卵、乳、小麦のアレルギー採血は行った方がいいと思っています。もし陽性であれば、負荷試験を行い、少量でも食べるクセをつけてあげたらいいと思っています。