小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年02月26日 更新

一昨日、バラエティ番組を観ていたら、お好み焼きの店別の対抗戦をやっていました。

お好み焼きというと、大阪と広島が有名ですが、そこの有名店が数店出ていて、自慢の一品による勝ち抜き戦をやっていました。判定するのは芸能人でしたが、勝敗をつけるのは難しそうでした。

最終的に「私はこっちの味が好き」というように好みでジャッジしていました。確かに難しいと思います。

当院は、アレルギーを中心に診療しています。地域では唯一の小児科で、アレルギー専門医です。ところが、親御さんによっては、「お医者さんなんだから何でもできる」と考えていて、腕の差がないように捉えている人もいるようです。

私から言わせれば、ミシュランガイドも星の数で店を評価していますが、星が0とか1程度の医療機関もたくさんあります。

お好み焼きで勝敗をつける番組を観ながら思ったのは、医療こそは簡単に勝敗がつけられるということです。

確かに医師と個人的に合う、合わないというのはあるかもしれませんが、お子さんの症状が良くなるか、良くならないかという点で評価すれば、勝敗は明らかだろうと思います。

医療の腕の差については、触れてはいけないもののように捉えられているのかもしれません。医師会が「かかりつけ医に相談しましょう」とか言って、何でもかかりつけを頼るよう誘導し、専門性をぼやかしてきたことも要因だろうと思っています。

アレルギーの専門的医療をできなくても、「アレルギー科」の看板を掲げていいという変なルールが存在しており、患者さんに分かりづらくしています。

多分、アレルギー専門医とそうでない普通の小児科では、大人と子どもの対決くらい、勝敗が明らかだったりします。専門医は、「好きこそ物の上手なれ」なので詳しくて当然ですし、関心の薄い医師との差がなければおかしいはずです。

親御さんには、自分のお子さんを守るためにも、医師の腕の差について理解していただきたいと思っています。