少し前にも書きましたが、最近木の実のアレルギーが増えているのだそうです。
そのうち、6割ほどがクルミ、2割ほどがカシューナッツで、次いでアーモンドなどがあるようです。
すなわち、8割以上がクルミとカシューナッツという訳です。確かに、日頃、臨床の現場にいて、その二つが多いように感じます。
ナッツ類は、どれも一緒くたに除去されることが多いのですが、アーモンドで症状を起こす人はかなり少ないように思います。
先日、アレルギー採血でアーモンドがクラス5の患者さんがいました。通常なら無条件に除去とする医師が多いのでしょうが、私としては納得いきません。
ということで、アーモンドを使った負荷試験を行うことにしました。結果は、問題なく食べられました。無駄な除去はしたいとも思わないので、また私の経験上、アーモンドを除去しなければならないお子さんはほとんどいないので、この負荷結果には満足しています。
昨日も、数値が高いだけでやみくもに除去を続けるのは、ダメ絶対と書きましたね。これはナッツ類しかり、ソバ、魚介類しかりだと思っています。