新型コロナ患者がなかなか減りません。
確かに感染者は若い世代が多いのですが、多くの人が若者が勝手気ままに行動して、ウィルスをばらまいているというように考えているフシがあります。
それに対し、ある高校生が、本当に若い我々が悪いのだろうか?。そう決めつけられて、コロナ騒動は人災と言えるのではないかとコメントしていました。
我慢している若者もいれば、勝手な振る舞いの高齢者もいることでしょう。皆が疑心暗鬼になって、他人のせいにしたり…。真面目な若者にとっては、二次的な人災と言えるのかもしれません。
さて、食物アレルギーですが、多くの患者さん、医師などほとんどの人が食物アレルギーは食べないのがベストみたいな風潮になっていると思います。
抗体価が高いと除去という指導が全国的になされてきており、食物アレルギー対応のもはや常識になっているのだろうと思います。
長年、食物アレルギーに携わってきて、これは違うんじゃないかと思うようになりました。
食べてはいけないのは、症状を起こすだけの“多い量”であって、症状を起こさない“少ない量”は除去するのは、不自然としか言いようがないと考えています。
少ない量を食べることで、もう少し食べられるようになることが多いと思いますし、むやみに除去と患者さんを脅すことで、食べることに恐怖心が植え付けられてしまいます。
これはもはや“人災”だと思っています。
まったく食べさせなければ、何も症状を起きないため、多くの医師が何の疑問も感じずに、歴代の医師たちによって除去、除去と言い伝えられてきました。その“伝統”は継承され、現在に至ります。
個人的には、この“人災”によって、食べられるのに食べられないという患者さんはかなりの数に上るものと考えています。