小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年04月02日 更新

当院は、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーにチカラを入れています。

長年、小児科医をやっていると、お子さんが体調を崩して急に入院になったりすることがあります。大抵、お子さんのためにと入院に応じられます。

私が専門とするアレルギーでも、入院が必要になることがあります。お子さんが重いぜんそく発作を起こしてしまうと、酸素不足の状態が強ければ、入院は避けられないと思います。

こういう場合は、病院へ入院をお願いすることもありましたが、もう何年もお願いしていません。それは、ぜんそくがあり、重くなったら入院せざるを得ないという最悪のシーンを想定して治療しているからです。

食物アレルギーも入院することがあります。アナフィラキシー を起こしてしまえば、一晩様子をみましょうなんて医師から言われることもあるかと思います。

あと、入院という形で負荷試験をやる病院もあると思います。当院は、入院施設を持たない開業医なので、外来のみで行っています。

誤食でアナフィラキシー を起こすこともあるでしょうが、負荷試験でアナフィラキシー を起こしてしまうこともあると思います。それで入院なんてなると気の毒に思います。これに関しては、アナフィラキシー を起こさない負荷試験をやればいいのだろうと考えています。

それと、アトピー性皮膚炎。重症なアトピー性皮膚炎だと入院した上でガッツリと治療することもあります。

しかし、当院にもそういう患者さんは時折受診されますが、当院は外来治療しか選択できないのです。

逆に、どうしたら外来受診のみで重症な湿疹を抑えることができるかと日々考えています。自分で言うのも何ですが、それなりのテクニックや知識がないと外来治療はできないと思っています。

個人的には、大抵のことは外来治療ができるのではないかと考えています。と考えると、アレルギーは患者数も多いですし、開業医が積極的に診ていくべき疾患なのだろうと思っています。