個人的には、卵、乳、小麦アレルギーはどれも治したいと思って取り組んでいるつもりです。
ただ、難治化すると治りづらい側面も持ち合わせていると思います。
多くの医師が、数値が高いとどうのと言いますが、数値が高くても食べられるということはよく経験します。そんな中、卵、乳、小麦でみた場合、数値の影響が大きいのは、乳かなと感じています。
特に卵なんて食べさせていると、どんどん食べられるようになっていきますが、乳は数値が高いと、負荷試験で症状が出やすい気がします。
先日、ミルクがクラス4の6歳児に牛乳を用いた負荷試験を行いました。クラス4は結構高く、6歳くらいになると摂りたがらないことも多く、苦戦が予想されました。
結果は、40mlほど摂ることができました。日頃から数ml摂ってもらっていたので、当然といえば当然ですが、余力を持って終了することができました。
6歳という年齢でしたが、「飲みたくない」と云われれば引き下がるしかありませんが、そんな中で頑張ってくれたこと、もちろん母の頑張りにも感謝です。
年齢が高く、ミルクの数値も高めだとスムーズに進まないイメージがありますが、この患者さんに限っては最後までいけそうな気がします。