食物負荷試験を多くやっていると、食べたがる子と、食べたがらない子がいます。
普段から食べたがらない場合もあれば、負荷試験の時になかなか食べ進められない場合もあります。
どれも心配なケースだとは思います。これ以上食べると、身の危険を感じて食べないことがあるからです。無理をして食べさせると、症状が一気に出ることも経験します。
しかし、その反面、食べさせても何ともないこともあります。可能性が怖くて食べさせていないと、何も前進しないと考えています。
ある関東在住のお子さんに卵の負荷試験をしました。あまり卵を食べたがらないということで、卵料理を慎重に負荷することにました。
実家が新潟の方なので、時々帰省時に受診していただいています。最初は乳児の頃で、卵白がクラス4でした。
徐々に食べられるようになりましたが、卵の加工品はあまり食べたがらないのだそうです。今回、卵料理を少し食べさせようということになり、何と卵焼きを1/2個食べられることが分かりました。
ここまでくれば、あとは卵焼き1個で負荷試験をするだけです。食べたがらないのは、病気のせいというよりは、好みの問題なのでしょうか?。
個人的には、食べたがらないから食べさせないというのは、違うのだろうと考えています。