小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年06月01日 更新

先月、小麦の消化管アレルギーの赤ちゃんが受診されました。

乳児の消化管アレルギーは決して少なくないと感じていますが、卵黄がかなり多く、頻度は落ちますが、大豆や小麦、ミルクなどでも見かけます。

そして昨日、また小麦を摂ると2、3時間後に吐くのを繰り返しているという赤ちゃんがあらたに受診されています。

消化管アレルギーは、専門医の間でも注目の疾患ですが、まだ多くの普通の小児科医の間では認識が広まっていません。いまだに「胃腸炎でしょう」なんて言われていることが多いようです。

地元だと、かかりつけは違っても、食物アレルギーだと当院へ相談されることが少なくないようです。そんなこともあるのでしょうが、消化管アレルギーの患者さんが1ヶ月あたり数人は受診されるように思います。

多分、まだまだ“胃腸炎”と誤診されているようなお子さんも少なくないのでしょうが、思ったよりも頻度は多いのだろうと思っています。

かかりつけの医師が知らないだけで、診断されていない赤ちゃんもいそうで、消化管アレルギーという決して少なくない病気が、お母さん方の間でも認知が広まるよう願っています。