当院は、新型コロナ騒動以来、発熱外来を設けています。
普段はアレルギーの患者さんが多いので、多分他の小児科よりは感染症の患者さんは少ないのだろうと思います。
そんなこともあって、発熱した患者さんを診る時間帯を決めてしまい、それ以外の時間帯にアレルギーの患者さんが普段通りに受診していただこうという考えで行なっています。
幸い、上越市はコロナ患者も多くはならず、発熱外来中に新型コロナがより疑わしい患者さんが来ることは、これまではほとんどありませんでした。
ですので、風邪症状で2、3人が受診するなんてことすらありました。少し前にある園でRSウィルスが発生した際は、保健所騒動になったりしました。
それ以来、近隣の園に徐々に広がっていくのが感じられました。受診したお子さんの通う園を確認しているので、流行っていなかった園で増えてきたりするのが、手に取るように分かるのです。
現在では、発端となったと考えている園ではとうに収束し、市内の広域に広がってしまっています。まさに感染爆発って感じです。
先日なんて発熱外来に20数名の受診がありました。疑わしければ検査して、判明後に結果を説明するので2回話をすることになり、かなり手間がかかります。
学会の準備も並行して行なっているので、疲労困憊です。去年はRSウィルスの流行なんてなかったのに、どうして今年は?…。
おかげで、RSウィルスの検査キットが品薄になってきているようです。その辺も考えながら診療しなければならないのは、ちょっとストレスです。