昨日、食物アレルギーのお子さんは「味が嫌い」と言うことが多いことに触れました。
長年、食物アレルギーのどっぷりとつかった診療をしてきて、「どうしたら食べられるのか?」というか疑問に向き合ってきたつもりです。
そうすると、食べさせているともっと食べられるようになるというのは、事実だろうと思います。
となると、少しずつ食べさせて、量を増やし、最終的に卵なら卵1個、乳なら牛乳200mlまで持っていくことができれば、ゴールすることができます。
この手法は、患者さん全員に可能か?。全員に当てはめようとしています。すると、負荷試験で、少量でも症状が出てしまうお子さんと、嫌って口にしてくれないお子さんがいます。
前者は、少量で症状が出てしまう訳ですから重症ということでしょうが、後者は、病気が重いのか、嫌いなだけなのか区別がつかないと思います。
食べないから治らないのか、病気が重いから食べられないのか?。鶏が先か卵が先か?という議論がありますが、似たような状況なのかなと考えています。
このままだと迷宮入りなのですが、私には策があります。恐怖心を抱くようになる以前に食べさせてしまうのです。
これは非常に有効だろうと思っています。