昨日、朝の情報番組を観ていた時のことです。
東京の駅に「今日の仕事は楽しみですか?」という広告を出したら、批判が出て、取り下げたというニュースが流れていました。
仕事は楽しいでしょうと言われていると感じて、反発を覚える意見もあるようです。中には生活するために、好きでもない仕事をされている方もいらっしゃるのかもしれません。
いろんな意見があってしかるべきですが、個人的には取り下げなければいけない程の事案かなと思ったりします。
きっと私自身の状況が起因しているのだろうと思います。例えば、昨日仕事に出掛けました。朝一番に負荷試験をやりますので、「今日はどんな負荷があるだろうか」と楽しみに感じました。
負荷試験は、やったことのない医師、やり慣れていない医師からすれば、アナフィラキシー を起こすかもしれず、不安で心配で、ストレスの原因になり得ると思います。
負荷試験は、食べられるかどうか白黒をつける検査だと思っている人も多いかもしれませんが、少しでも食べられるかどうかを確認する試験だと考えるようになりました。
つまり、一度に決着をつけようとはせずに、少し食べられることを確認できれば、その量を食べているだけで、もっと食べられるようになることがほとんどです。
ですから、実施する医師の方もあまり攻め込まずに、「これくらい食べられてもう十分だから、今日のところは終了としよう」なんて感じで、割と気軽に実践できると感じています。
こういう言い方もできると思いますが、負荷試験をやっただけ、完全除去を避けることができ、わずかでも食べさせることが可能になります。患者さんにとっては、わずかでも食べられることはハッピーなことで、それは実施する医師にとってもハッピーなことです。
負荷試験は、やり方によってはデメリットを大きく上回るメリットが得られる方法をとればいいと思っています。
仕事が半日の水曜と土曜は負荷試験は行なっていませんが、じゃあ水曜と土曜は楽しみでないかって?。子どもと触れ合うことができるので、楽しいですよ。