昨日、アトピー性皮膚炎の治療がガイドライン通りになされている患者さんが非常に少ないという話をしました。
それに比べると、ぜんそくはちゃんと治療されていることが多いというニュアンスの書き方をしたと思います。
実は、そう思ってもらうと、ちょっと違うかもしれません。
ゼーゼー言いやすく、悪化して入退院を繰り返すと、多くの小児科医が吸入ステロイド薬を処方するようになります。逆にそこまで悪化してしまった場合に、治療の強化がなされることが多いようです。
言いたいのは、そこまで悪化させないことが大切だということです。一般的にぜんそくなのに、風邪とか診断して風邪薬を処方していると。なかなか良くならないことが多いと思われます。
医師から「風邪ですね」、「また風邪だね」などと言われるとホッとはするでしょうが、繰り返したり、長引いたりした場合は、「風邪じゃないのではないか?」と疑問に思うことが必要なんだろうと思っています。


