小児科 すこやかアレルギークリニック

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ひるむこと
2021年10月30日 更新

食物アレルギーに長年携わってきて、いくつか見えてきたことがあります。

以前も書きましたが、「除去」が良くないということです。あと、してはいけないこととして「ひるむこと」もそうではないかと考えています。

どういうことかと言いますと、例えば検査が卵白クラス6だったとします。多くの医師が完全除去と指導するし、親御さんも卵を食べさせると死んでしまうのではないかと考え、必死に除去します。

私から言わせれば、クラス6だろうが、必ず少量でも食べられるはずです。数字だけ見て、ひるみ、必死に除去するのは違うだろうと思っています。

ただし、若いと自由度が高いのですが、年長児になってくると少量でも反応するようになってくることがあります。

前も触れたかもしれませんが、食物アレルギーにおいても「鉄は熱いうちに打て」という姿勢が重要なんだろうと思います。