小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

続き
2021年11月11日 更新

卵で即時型症状を起こした患者さんの発症した月齢を調べています。

食べた食品としては、卵料理と卵黄、卵ボーロの3種類でした。一般的に卵を与える際に、卵黄から始めて卵白に移行していくとされますし、実際にそうしている保護者は多いだろうと思います。

6ヶ月から9ヶ月にかけて、卵黄で症状を起こしている赤ちゃんがいました。卵ボーロは7ヶ月から10ヶ月にかけてみられていました。

卵白を卵料理として食べて、発症したお子さんが多く、分布は7から10ヶ月にかけてで、9ヶ月が最多でした。

生後7ヶ月から卵白を食べて発症してしまっていた訳ですが、7、8、9ヶ月と徐々に増え、10ヶ月で減っていました。

おそらく卵黄を食べており、「じゃあ卵白を与えていこう」とした中で、卵白を増やして与えて発症しているものと思われます。

中にひとりだけアナフィラキシー ショックを起こした患者さんがいて、生後10ヶ月時にスクランブルエッグを与えて、1時間後に全身じんましん、眼色不良、意識懇談があって救急搬送されていました。確か卵白を与え始めて、増やした際にこんな怖いことが起きています。

私見としましては、生後8から10ヶ月にかけて、卵白を与え、増量している頃には要注意なのではないかと考えています。