小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年11月12日 更新

睡眠時間を削って、スライドの準備をしています、

演題を二つ出していて、ひとつはだいたい完成しましたが、もうひとつはまだです(汗)。

結構面白いデータも出ています。例えば、今回は卵、乳、小麦アレルギーを起こしたお子さんの経過を見ていますが、ほとんどが治っていました。

その一方で、最近消化管アレルギーが目立ちます。離乳食として卵黄を食べて、2、3時間後に嘔吐を繰り返すことが多いようです。

改めて集計してみると、消化管アレルギーの患者さんの受診状況が思わしくありません。一般的な食物アレルギーの場合は、85%ほどは食べられるようになるまで通院してくださいます。残りは遠路はるばるの受診に疲れるのか、受診が途絶えてしまいます。

消化管アレルギーを集計してみると、4割くらいが受診がなくなりました。理由は分かりません。負荷試験で治ったかどうか確かめるしかないため、負荷試験を勧めていますが、何度も吐くのを目の当たりにしたくないからでしょうか?。

確かにそうなってしまうこともありますが、食べていると一般的な食物アレルギーと同様に治ってしまうことが多いのです。

今後も問題意識を持ちつつ、診療を進めていきたいと考えています。