小児科 すこやかアレルギークリニック

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2021年11月17日 更新

今日は、乳の即時型反応についてです。

乳アレルギーについては、原因食品として最多が「ミルク」でしたが、次に「ヨーグルト」、「ミルク粥」、あと1名だけですが「粉チーズ」がありました。

卵や小麦は離乳食を開始してから発症しますので、発症月齢は生後6ヶ月以降になると思います。ところが乳については、生まれてまもなくから飲ませることもありますので、今回は早いお子さんは生後3ヶ月で発症していました。

ミルクについては、生後3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月で発症していました。

今回の検討では、乳アレルギーの発症は生後7ヶ月が最多でした。なぜかと言うと、ミルクを飲んで発症した人もいましたが、ヨーグルトやミルク粥でも発生していました。離乳食を開始して、ヨーグルトやミルク粥などの新たな食品をどんどん食べ進めていくからだろうと考えています。

しかも、親御さんはいっぱい食べてもらおうとする。多く食べれば、場合によってはアレルギーを発症してしまいます。

離乳食が始まり、進みつつある生後7ヶ月くらいが注意すべきタイミングなのかもしれません。