先日、年長の患者さんにソバの負荷試験をしました。
何とソバの数値は、クラス5。2年ほど前の数値はクラス3でした。この年齢で、ソバ数値が極めて高く、しかも数値が急上昇しているパターンです。
なかなか負荷試験はしないケースかもしれません。でもクラス3の時から「治って欲しい」と願っていました。
負荷試験の結果、1本30センチ以上のソバを2本程度食べても何ともないことが分かりました。
私としては、思ったより食べられたなと思っています。まだ先のことですが、意外と治ってしまうかもしれません。それくらいの大きな期待をさせるだけの結果だったと思います。
実は、たまたままぐれでこれだけ食べられたのではなく、親御さんの頑張りがあったからこその結果でした。かなりの頻度でソバを数センチ食べていました。もちろん、負荷試験をやって、食べられるであろう量を設定しています。
クラス5の年長児にいきなりソバを何本か食べさせることは、言い方は変ですが博打のようなものかもしれません。食物アレルギーにおいては、博打を打うことによって、悪いことが起こることは避けるべきだと思います。
用意周到に準備をしての結果だったという訳です。ですから、ぜんぜんクレイジーなことはしていないということだろうと思っています。
今後も何であろうと治る努力はしていきたいと考えています。