小児科 すこやかアレルギークリニック

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紅龍
2021年12月18日 更新

いま、心配していることがあります。

と言っても、仕事ではなく趣味の話です。

何年か前から熱帯魚の飼育を趣味として始めました。ピラニアとかタライロンとか「牙魚」と言われる牙のある魚が好きで、そういった魚を中心に飼っています。

アロワナという魚も牙はないですが、飼っています。過背金龍(50センチのもの2匹)、シルバーアロワナ(65センチ)、ブラックアロワナ(60センチ)、ノーザンバラムンディ(45センチ)と結構大きめのサイズの魚達をバスタブより大きめの水槽で混泳させています。

お気づきかもしれませんが、金色、銀色に黒めの色をしており、赤色の紅龍というアジアアロワナも欲しいなと思っていました。でも立派なものだと平気で数10万はします。

ネットオークションで45センチの紅龍を格安ゲットしました。早速水槽に入れて、一緒に泳がせると、いろんな色のアロワナが優雅に泳いで、見ているだけで時間が経つのを忘れそうです。

魚の世界も当然ながら弱肉強食です。心配はしていましたが、紅龍がサイズ的に小さく、徐々に他の魚からつつかれるようになりました。間柄に上下関係があり、上位のものが優先してエサを食べます。生存競争は厳しいと言えます。

日に日に紅龍の尾ビレがボロボロになってきました。水槽の底に這いつくばっているか、角でじっとしているようになりました。エサを食べる様子も見受けられません。

すぐに退避させる別の水槽もないので、様子を見ていたのですが、このままでは死んでしまうと考え、急遽別の水槽を用意し、隔離を行いました。

紅龍1匹しかいないのに、水槽の角に頭を向けてじっとしています。徐々に水槽内を泳ぎ回るようになってきましたが、エサをやっても食べようともしません。

人間と一緒だと思いました。大きなストレスを抱えると、体に変調をきたし、元気がなくなり、食欲もかなり落ちると思います。隔離してイジメをなくしても、すぐには元には戻らない。

おそらく、もっと早く隔離していれば、もう少し回復は早かったかもしれません。当院はアレルギーの早期介入にチカラを入れていますが、早期対応だと治りがいいのです。

心配が絶えませんが、紅龍の回復を待つしかありません。