小麦でアナフィラキシー を2回起こしている1歳児の話です。
最近、当院を受診されました。重症な患者さんほど、かかりつけ医が専門医に紹介して欲しいのですが、普通の医師にとっては除去していれば対応できると思っているようです。
でも、親御さんが「何とかしたい」一心で当院を受診されています。
重症だと、うどんではなく、そうめんを使って負荷試験をしていますが、5ミリは何ともなく、10ミリだから1センチですね。これだけの量で顔が赤くなるくらい、0.0何グラムで症状が誘発される程でした。
これが先月の話でした。自宅で5ミリ摂っても何ともなかったので、5ミリを摂取してもらっていました。
親御さんからすれば、先月「1センチで赤くなった」という事実は目の当たりにしていたため、2回目の負荷試験んはドキドキだったかもしれません。
この日は、1センチ食べて何ともなく、3センチまで食べ進め、私の判断でそこで終了としました。
1ヶ月マメに摂取することで、先回ダメだった1センチを楽にクリアすることを肌で感じることができた訳です。負荷試験が終わっての親御さんの感想は「驚きました」でした。
いえいえ、日々頑張れば、頑張っただけの驚くほどの成果が得られます。ただし、小さいうちの方がメキメキといけます。
上々のスタートではないでしょうか?。