小児科 すこやかアレルギークリニック

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昨日の続き
2022年01月13日 更新

昨日、重い小麦アレルギーの1歳児にそうめんを食べさせている話をしました。

5ミリ、1センチ、3センチなどと具体的な数字を提示しました。これについて発言させてください。

この患者さんは、小麦でアナフィラキシー を2回起こしており、病院を緊急受診しています。当然、心配になるほど具合が悪くなった訳です。

そういったことから専門家がキチンと評価、管理した方がいいと考えて、負荷試験を行っています。

おそらく、うどんはもっと太いので、うどんや太めのそうめんを使い、同じ1センチとか3センチで食べさせれば、症状が誘発されたものと思います。

今回のやり方は、この患者さんに使った作戦で、そして今のところ上手くいっていると考えていますが、どの小麦アレルギーの患者さんにも“使える手”かは何とも言えません。

要するに、食物アレルギーは患者さんに見合った治療をしているということです。「ああ、そうすればいいのか」と真似して欲しいから、具体的な数値を示した訳ではありません。

言いたいのは、医師との信頼関係の中で、一歩一歩進んでいくものだろうと思いますし、小麦を日々0.0何グラム摂っていくこともあるということです。食物アレルギーの治療、管理は特にこういったアナフィラキシー を繰り返している患者さんは、慎重な対応が求められます。

同じようなレベルの患者さがいるとすれば、専門医にかかるべきだろうと思います。医師によっては常に「うどん」を用いる人がいるかもしれません。より重症な人は「そうめん」を用いる方法もあるため、「そうめん」を用いることで、より重症な冠者さんにも対応できるのかなと考えています。

小麦アレルギーはダラダラと除去していては、悪化する恐れがあります。専門医の指導のもと、治療してくのがおススメです。