食物アレルギーは当事者からすれば、怖くて食べられないのだと思います。
それが実際に症状を起こしていれば当然として、症状を起こしていなくても、例えばかかりつけから「卵白の数値が高いので、除去しなさい」と言われれば、卵を食べさせるのが怖くなってしまう。それは避けられないことだと思います。
私が見ている限り、卵を食べて症状が出て、採血をして卵白が陽性だと、半年とかしばらく除去と言い渡されます。症状が出て怖い思いをした上に、検査が陽性だとダメ押しされてしまう訳です。
多くの場合、かかりつけ医が負荷試験をやっていないので、負荷試験を受けることなく、ダラダラと除去が続けられることもあります。
こうやって卵なら卵を除去するクセがつき、食べないことが当たり前になってしまうと思います。
食べることに恐怖心を抱かせないようにするには、どうしたらいいか?。
「除去しなさい」とは言わないことではないでしょうか?。おそらくほとんどのケースがアトピー性皮膚炎の湿疹があり、経皮感作を受けているので、そういうお子さんは生後6ヶ月辺りで採血を事前にやれば、卵白が陽性になっていることが多いので、その時点で卵の食べさせ方の指導をすればいいのだろうと考えます。
そのコントロールができていないので、症状を起こしてしまう訳です。実際に症状を起こせば、恐怖心を味わってしまう訳で、その手前で防ぐのが“理想”だと思っています。