小児科 すこやかアレルギークリニック

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2022年02月02日 更新

アトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド軟膏を用います。

ステロイド軟膏の塗り方には、リアクティブ療法とプロアクティブ療法の2種類があります。

前者は、湿疹が出たらそこにステロイド軟膏を塗り、良くなったら塗るのを止めて、また出てきたら塗るという、巷でよく見られる塗布のやり方です。

後者は、湿疹が消えてもステロイド軟膏を塗り続け、皮膚から湿疹を出にくいクセを付けるような方法です。

アトピー性皮膚炎のようなぶり返しやすい慢性の病気は、後者のプロアクティブ療法が推奨されて久しいものの、周囲を見ているとほとんどの小児科医、皮膚科医がリアクティブ療法を選択しているようです。

あと、塗る部位という問題もあります。肘や膝など湿疹のある部分にステロイド軟膏を塗るというのが一般的ですが、最近は湿疹がなさそうに見える箇所にもアトピー性皮膚炎の変化を伴うことが分かっています。

皮膚科の第一人者の話を聞いたことがありますが、ある程度悪い患者さんへはステロイド軟膏を全身性に塗るのだそうです。体中のアトピー性皮膚炎の湿疹を消し去るという感じでしょうか?。

ただ、結構重いアトピー性皮膚炎の患者であっても、全身性に塗布されている患者さんは、少なくとも当院に鞍替えされてきた患者さんでは見たことがありません。

重症な患者さんには有効とされていても、リアクティブ療法で部分的に塗られているケースがほとんどのようです。(つづく)