昨日は、2019年の1年間に卵の負荷試験をした全てのケースに対し、どれくらい卵焼きやスクランブルエッグが食べられるようになったかを評価した数字をお示ししました。
食物アレルギーは卵が圧倒的に多いため、小麦の負荷試験をしたケースはそんなに多くなかったですが、小麦の治っていた率は95.8%でした。
卵は、匂いや味が嫌だと言って食べないケースがあり、負荷試験すら実施できないこともあったのですが、小麦はそういうケースをほとんど経験しません。
ただし、小麦はアナフィラキシー を起こしやすかったりするため、怖がって口にしないということはあります。
当院の結果を集計していて感じたのは、小麦は早くから食べさせると、どんどん食べられるようになることを経験します。ある意味、治りやすいという印象を持っています。
いたずらに除去することなく、少しずつ食べさせて治していくべき食品だと思っています。