小児科 すこやかアレルギークリニック

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お世話しました 笑
2022年03月05日 更新

少し前に、しばらく診ていたアレルギーのお子さんが関西に引っ越すという話でした。

本当なら、最初から最後まで診るつもりでいたのですが、遠くに転居ということであれば、仕方ありません。

現在、アレルギーの方はだいぶ落ち着いているのですが、転居先のアレルギー専門医に紹介状を書くことになりました。専門医でないと、ちゃんとしたクオリティーの診療をやってくれるか不安なのですが、それは大丈夫そうです。

カルテを紐解いてみると、結構私が苦労していました。最初は“湿疹”だったのですが、近所の小児科に通っても良くならず、当院を訪れたのでした。カルテの記載を見ると、それなりに重症でした。

初診が生後8ヶ月でしたが、“湿疹”を数ヶ月適切に治療しないと、この月齢では食物アレルギーに傾いてきます。調べてみると、卵もミルクも高くなっていました。

そして負荷試験をやってみると、卵でもミルクでも症状が誘発されます。ただ、慣れたことですが、食べられるように導いていきました。

母も真面目に通院してくださり、アトピー性皮膚炎はほとんどステロイド軟膏を塗らなくてもいい状況ですし、食物アレルギーもクリアしています。軽い喘息もありますが、継続内服しなくてもいい状況です。

当院の通院の数年の経過を一気に振り返り、紹介状に記載しました。昔の苦労は忘れていたものもあり、真っ先に頭に浮かんだのがタイトルの言葉でした(笑)。

いい状態で送り出せて、ホッとしています。