小児科 すこやかアレルギークリニック

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経過の見方
2022年03月11日 更新

当院は、生後1、2ヶ月の“湿疹”の赤ちゃんがよく受診されます。

親御さんがアトピー性皮膚炎を心配されての受診です。

親御さんや上の子がアトピー性皮膚炎を持っていたりするので、心配する理由があったりします。最近は、アレルギーがないのに心配して受診されるケースもあり、親御さんの意識の高さに驚いたりします。

実は多くがアトピー性皮膚炎です。まさに早期発見、早期治療ができますので、医者冥利に尽きると言えるのだと思います。

時々、アトピー性皮膚炎とは言えないというケースもあります。そういう患者さんは、保湿剤を塗って様子をみるケースと、湿疹が強めであれば、ステロイド軟膏を一時的に使うケースがあります。この場合は、ステロイド軟膏をやめて、ぶり返すかどうかを確認するようにしています。

徐々に痒い湿疹が出てくれば、アトピー性皮膚炎と診断しています。稀になりますが、経過をみた上でもアトピー性皮膚炎ではないと考えるケースもあります。

冷静に判断していきたいと考えています。