食物アレルギーで困っているお子さんは多いと思います。
昔は除去一辺倒だったのですが、最近は少しずつ食べさせるようになっています。それはほとんどの小児科医、皮膚科医が知っていることだろうと思います。
ただ、親御さんからすれば、何をどう与えていいか、よく分からない訳です。私の場合は、負荷試験をやって、その患者さんが食べられるかどうかを確認していて、食べられる量を設定して、家で食べてもらうようにしています。
これが正しい方法だと考えています。しかし、現実問題として「家で少しずつ食べさせなさい」という医者が多くなっています。
こういう根拠のないことをやってしまうのは勘弁して欲しいのですが、一向に減りません。周囲に小児科などで増える一方です。
お子さんをなるべく危険に晒したくなければ、親御さんがそのやり方をやめると判断するしかないだろうと思います。ここまで増えてくると、そういう医師の動きは止められないのは、現実問題だろうと思っています。