小児科 すこやかアレルギークリニック

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多く診ていると
2022年03月22日 更新

20年前から食物アレルギーを減らしたいとずっと考え続けています。

アレルギー症状を起こすと、除去するというのが未だ一般的ですが、やはり除去は良くないと思っています。食べられる量を食べることが、解決策だと思います。

それで全てが解決するかと言えば、そうではないと思います。

食物アレルギーの多くは、経皮感作が原因だと思います。皮膚の状態が悪い状態が続くと、経皮感作を起こしやすくなります。しかも、強く、いろいろと感作を受けると感じています。

卵やミルクがクラス4とか5、6と跳ね上がりやすいし、さらにピーナッツやクルミ、ソバ、魚卵などが陽性化してしまいます。

前者が「強く」感作、後者が「広く」感作という感じです。

これは、食物アレルギーが治りにくいことを意味すると考えています。ここをいかに攻略できるかが、除去対応が必要か、必要でないかの分かれ目だと思います。

多く診ていると、こんなことが見えてくるように感じます。その攻略に全力を挙げています。