先日、クルミアレルギーのお子さんが受診されました。
サードオピニオンという格好でした。サードオピニオンという言葉があるのか知りませんが、セカンドオピニオンの次という意味で使用しています。
まず、かかりつけのある小児科で「クルミアレルギーは治らない」と言われたそうです。そして園医をやっている小児科にセカンドオピニオンとして受診して「クルミアレルギーは治らない」と言われたそうです。
通常はそれで引き下がる、諦めるのだと思いますが、三番目に当院を受診されました。
当院の答えは、「クルミアレルギーは治ることもある」でした。食べさせる努力もしないで敵前逃亡ではダメですよね。そもそも1番目と2番目の医師は非専門医。
ハッキリ言えば、治らないと決めつけて、治そうともしていないようです。しかも、二人とも当院に紹介も相談もなし。
クルミアレルギーは重症でなければ、結構治るという実績があります。治そうともしていない医師は、そりゃ「治らない」と言いますよね。紹介でもしてくれれば、当院の経験を返事に書けたのですが、紹介もないのでそういう事実は知らないままです。
一般の方は「医師は何でもできる、知っている」と考えている人も少なくないようで、セカンドオピニオンというシステムは、その道の専門医に行うべきものだと気づかれると思います。
3番目に受診してくださった母の意地というか心意気に感謝します。是非とも治したいですね。


