先日、中学生女子に対して牛乳の負荷試験を行いました。
子どもの頃、負荷試験をやっていたのですが、途中で受診がなくなり、もう何年も乳製品を除去していました。
このままではマズイと、負荷試験を勧め、受け入れてもらった形です。ただ、こういうケースは怖がって、負荷試験ができないということもあります。
そこで、私が考えたのがライバルを持ってくること。ちょうど前日、“おじさん”が当院で負荷試験をやることが決まっていました。
“おじさん”も頑張っているんだから、今日何とか頑張ってもらいたいと考えたのです。本人は「おじさんがライバルなんて嫌だ〜」なんて笑っていました。
これぐらいの年齢になると、深追いして症状を起こさせてしまうと、「やっぱりダメだ」、「もう牛乳なんて飲めなくていい」となりがちです。そうなっては困るので、そこそこ摂れることが分かれば、早めに負荷試験を終了した方がいいと考えていました。
何年も乳製品を除去してきて、少量ですが摂れることが分かりました。その量を家でも摂ってもらい、次は数10mlで負荷試験を行えそうです。個人的にはイケそうだと思います。
この歳になると、「何で私だけこんな苦労をしなければならないの?」となりがちですが、おじさんがライバル作戦は結構有効だったのかなと思っています。
この勢いで、解除に向かい頑張っていただきたいと思っています。