先日、ぜんそくの幼児が初診されました。
以前はよく書いていた内容ですが、「ぜんそく」なのに「風邪」と診断されていました。話を聞くと驚きます。
ゼーゼー、ヒューヒューを繰り返しており、医師免許があれば、医師ならば誰でもぜんそくを考えるはずが、小児科医にかかっていて「風邪」と診断されていました。
これが一番やってはいけないことだと思います。おそらくゼーゼー、ヒューヒューを繰り返せば繰り返すほど、ぜんそくという病気が悪化するのだと考えています。
かなりぜーぜー言いやすく、夜間に咳き込んで眠れなくなっていました。逆にゼーゼー、ヒューヒューしないクセを定着する必要があり、しばらくガッチリとした治療が必要になります。
それにしても困りました。前にかかっていた小児科にはもう行かないと思いますが、その医師からすると、自分の治療がいいからあの患者さんは受診しなくなったと考えるからです。
実際のところは、誤診してすごく迷惑をかけているにも関わらずです。この失敗から何も得ることがなく、教訓をいかすことができません。
食物アレルギーもアトピー性皮膚炎も慢性疾患であり、基本的に適切に診断して治療しないと悪化してしまうと考えています。
風邪や胃腸炎という急性疾患は放っておいても治ります。しかし、アレルギーこそが診断や治療を適切に行うことが求められており、実はそうなっていないケースが多いことに危機感を覚えています。