昨日も触れましたが、牛乳アレルギーが治っていなくて、牛乳を摂った後に運動をしてアレルギー症状が見られるケースは時折経験します。
これは運動量の激しい年長児以降で見られるため、患者さん本人は牛乳を摂ることを避けるようになります。
実際は、ヨーグルトを100から200g食べられるため、症状の引き金となってしまった「牛乳」を目の敵にしてしまうようです。
症状を起こさないという意味では正しいのでしょうが、この対応を今後も続けるべきかは、ちょっと違うと考えています。
まず牛乳を200ml摂れるかどうかを確認して、自信を持ってもらいたいと思います。しかし、それでは200ml飲んで大人しくしていることが前提となります。その後の運動はできるのか?。
今回は、牛乳200mlを飲んで、運動負荷をかけることにしました。この検査で牛乳解除、運動も好きなだけやっていいということまでは言えませんが、牛乳を200ml程度摂ることと、それなりに運動するということを確認したいと思いました。少し自信を持ってもらいたいと思いました。
ということで、運動負荷を実施してみました。ランニングクラブに所属しており、最初はなかなか身体に負荷がかかりませんでしたが、最終的にそれなりの運動負荷をかけられたと思います。
それで何も起こりませんでした。牛乳をもう少し普通に摂らせて、それなりの運動はしてもらおうと考えています。こういうパターンでは、100点の対応ではないとは思いますが、これくらいはやらないといけないのかなと思っています。