開業して15年。私の開業医としての人生は、いかに食物アレルギーを治すか?を考えてきました。
答えが徐々に見えてきた気がします。どういう人が悪化するのか?。
“湿疹”に対し適切に診断、治療してないと悪化します。ただし、その湿疹が重いほど、悪化しやすいように思います。
おそらく食物アレルギーの多くは、経皮感作で起こるので、“湿疹”が重くて、長い間中途半端な治療により“湿疹”が存在し続けると、悪化します。
そして、その“湿疹”を早期に消すように治療すれば、食物アレルギーは軽くする、もしくは減らすことができると思います。
経皮感作を起こしてしまっても、早期から食べさせていくとほとんど治ってしまいますので、食物アレルギーはそのほとんどを治すことが可能になると考えています。
現実的には、“湿疹”が適切に診断、治療されていないことも多いので、気付かずに食べて症状が出てしまい、除去と指示されることが結構あります。
この状態を避けることが、ポイントだと思います。