昨日、食物アレルギーの「敵」は“湿疹”を適切に治療しないことだと書きました。
アトピー性皮膚炎なのに、乳児湿疹などと言われ、医師もなめきった治療をしますので、“湿疹”が良くなったり悪くなったりを繰り返します。これだとほぼ常に“湿疹”が存在するため、「経皮感作」を起こして食物アレルギーを発症しやすくなります。
6ヶ月頃から離乳食を進めていくことが多いですが、見ていると8、9ヶ月頃に卵料理を与えて、じんましんが出て、あわててかかりつけを受診することが多いようです。
医師にとっても青天の霹靂で、検査で卵白が陽性であり、卵アレルギーがあるとされ、しばらく除去を言い渡されます。
これがもうひとつの「敵」です。
生まれてまもない赤ちゃんを危険な目にあわせてしまったと、母は卵を与えることを怖がります。それにより卵アレルギーが治りづらくなってしまうようです。
離乳食開始前にアレルギー採血を行なっていれば、おそらく卵白が陽性のことは分かっているので、卵を気をつければいいことは事前に判明していたのだろうと思います。つまり、怖い思いをさせずに済んだのだろうと思います。
そうすれば、怖い思いはしなかっただろうし、卵を目の敵にすることもないだろうと考えています。
この発想が医師の間で広まれば、新たな戦略を持って対応できるのでは?と考えています。