食物アレルギーの頻度を調べるのってなかなか難しい課題です。
例えば、医師からそう診断されたと言われても、卵や乳の抗体価が高いことが根拠であることもあります。
食物アレルギーは食べてアレルギー症状を起こすものを指すので、それを確認できないと診断はできないとされます。
要は、全員がアレルギー症状を起こしたとか、食物負荷試験で診断されていないと難しいことになります。
そんなこともあって食物アレルギーの有病率を明らかにするのは、難しいようです。
少ないデータの中で見てみると、食物アレルギーの頻度は増えていましたが、ここのところ減少に転じたというデータがあります。東京都の3歳児のデータです。
ただし、これも確か保護者の聞き取りとなっており、真実を見ている訳ではないと認識しています。明らかにするのは難しいとはいえ、これが実態のようです。