水曜午後は、毎週のように出掛けています。
食物アレルギー対応の話をしているので、基本的には毎年同じような話になってしまうのですが、新鮮味を出すために話を少し変えています。
今年は、なぜ医師が除去と言ったり、食べさせるように言ったり、医師によって対応が異なるのかという話をしています。
昔の食物アレルギー対応は、卵アレルギーなら、卵自体を含む全ての食べ物のほかに、親である鶏肉や「卵」という字が入っており魚卵まで除去するのが当たり前でした。
とにかく、ひたすら除去する方針だったのです。さらに、アトピー性皮膚炎までも、湿疹のひどい赤ちゃんにアレルギー採血を行うと、卵や乳が陽性になることから、卵や乳、大豆の除去をするという戦略を取っていました。
とにかく、湿疹がひどければ除去、採血結果が高ければ除去という時代があったので、多くの医師が食べさせることに関して相当に抵抗感があるように感じています。
要は染み付いたクセはなかなか抜けないというような感じなのでしょう。いまだに除去したがる医師が多く、それを修正していくのは至難の業だと考えています。