昨日、ニュースでクルミアレルギーが急増している話を取り上げていたと当院スタッフが言っていました。
私は観ていませんが、ネット上でも話題になっていますし、多くの方々に注目されているようです。
昨日も水曜午後の医院の休みに合わせて、食物アレルギーの講演をしてきました。食物アレルギーの誤食時の対応はもちろんですが、どうしたら食物アレルギーを減らすことができるかという話も組み込んできました。
これは私のこだわりであり、そもそも食物アレルギーは死ぬ可能性もあり、気をつけてくださいと言うだけではいけないと思っています。
食物アレルギーは確かに対応を間違えば死に至る可能性はあります。ただ、「食べさせてはいけない」と繰り返すだけでは、食物アレルギーを減らすことはできないと考えています。
クルミアレルギーが急増しているということで、関心が高まっていることはいいチャンスだと思っています。早い年齢から少しずつ食べさせて、治していくべきだと思います。
「除去」というのは、本当に何も生まないと個人的には思います。食物アレルギーは食べて慣れさせていくこともセットで語っていかないと、何も前進しないのではないかと考えています。