先日、Eテレのチョイスという番組で食物アレルギーについてやっていましたが、ご覧になりましたか?。
当院のスタッフから食物アレルギーの番組があると聞いていました。出演するドクターは誰かまでは予告では知らされていなかったようで、誰なんだろう?という話まで出ていました。
私も土曜に研究会での発表もあり、観る余裕はなかったのですが、録画を観てみました。
予想通り、成育医療研究センターの大矢先生でした。まだ大矢先生しかいないだろうと考えていました。
と言いますのも、来月アレルギー関係の学会があるのですが、松緑をみると少量から食べさせることに慎重な姿勢をとっている第一人者も少なくなく、学会のスタンスはまだそういったところにあるのだろうと考えていました。
個人的には、長年少し食べさせて慣れさせるというスタンスで負荷試験を行っており、それしか選択肢がないというくらいに考えています。早く手を打ち、治らないと困りますから。
しかし、学会の立場からすると、安易にそう結論づける訳にもいかないのだろうと推測します。私の場合、食物アレルギーを治すにはどうすべきかと悩み続けて、至った結論であり、立場の違いもあるのだろうと思いますが、結論に関しては、「もう出ている」くらいに感じています。
いまだに検査結果のみでそれこそ安易に除去を指示するドクターが多いですが、こういう流れを知らずに、長らくそうやってきたからという理由で除去と指導していると思われます。
おかしいと感じて当院に相談に来られる患者さんもいますが、そうでない親御さんもいます。もっとそういう番組が増えてもらいたいものだと思っています。