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拠点病院
2022年06月25日 更新

学会は、アレルギーで困った患者さんをアレルギー拠点病院に集める意向のようです。

アレルギーポータルというサイトを見てみると、各都道府県の拠点病院をみることができます。

アレルギーの盛んなところでは何箇所かありますが、新潟も含めて地方の方は大学病院が選ばれているようです。

長年、学会活動をやっていますので、「あれ!?」という選定もあるようです。

それよりも何よりも、アレルギー専門医が何人も揃っている大病院は多くはなく、少ない人数で全県から集まる患者さんに対応できるのかと疑問を感じます。

食物アレルギーの患者さんだと負荷試験をやらざるを得ないでしょうが、やらなければいけない患者さんは大勢いるはずです。仮に1日数件の負荷試験を週に2回やったとしても、すぐに数ヶ月待ちの状態となるはずです。

大学病院は循環器や神経、腎臓、血液、新生児などいろいろな専門外来があり、アレルギー外来を週に何コマもできないと思います。

最近はどうか分かりませんが、専門病院で負荷試験に3ヶ月とか5ヶ月待ちなんて言われたものです。最近では負荷試験は一度の多くを食べさせずに、無理をしない方法をとっています。

つまり、一つの食材を何段階かに分けて負荷試験をやるので、以前より手間がかかります。1箇所の大学病院でやるとなると、半年以上待ちなんて出てくる可能性があります。

半年あれば、当院なら2回は負荷試験をやっていると思います。治る方向に大きく前進することができるわけです。

対応できる施設を増やせなかったのかと疑問を感じています。