小児科 すこやかアレルギークリニック

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2022年06月28日 更新

乳児アトピー性皮膚炎に早期介入することで、食物アレルギーの発症を減らすことができると考えています。

「早期」と書きましたが、具体的には生後1、2ヶ月がベストかなと考えています。受診のタイミングが遅れれば遅れるほど、食物アレルギー発症の割合が増えてしまいます。

ここでポイントなのが、親御さんの病識だと思います。湿疹が出ているけれど、これくらいならしばらく様子を見ようと考える人もいると思います。

病識がなく、様子を見ていては早期に対応ができなくなります。これだと、私からすれば困るのです。

近々学会発表がありますが、最近当院を受診したアトピー性皮膚炎の乳児を集計しています。

生後5ヶ月までと6ヶ月以降で分けると、生後5ヶ月までの受診が7割弱でした。これは思ったよりも高かったです。

ただ、4、5ヶ月になると食物アレルギーに傾いてきますから、もっと早くなければと思っています。生後3ヶ月までが55%でした。これは湿疹があると、患者さんが当院に早いタイミングで受診してくださっていることを意味していると考えています。

その割合をもっと増やす必要があると思っております。