小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

卵で腹痛
2022年07月15日 更新

卵アレルギーの症状として腹痛が多いことは知られていると思います。

負荷試験を多くやっていると、乳や小麦アレルギーに比べると、卵アレルギーでの腹痛はとても多いと感じます。

ご存知の方も多いと思いますが、当院は卵の負荷試験の場合、卵クッキーやカステラという加工品を使い、最終的に卵焼きという手法をとっています。

それからすると、卵クッキーやカステラでは腹痛の頻度はさほど高くない印象を思っています。卵焼きの負荷試験をやると腹痛が増える気がしています。

しかも、年齢が上になってくると、腹痛を訴える確率が増え、そして怖がって卵をさらに避けるようになり、負荷試験が進まなくなることが多いように感じています。

卵クッキーやカステラでも、治りにくいお子さんは強い腹痛を訴えたりします。

卵アレルギーの治りにくさと腹痛には何か関係があるような気がしています。

いや、エビデンスはありませんよ。長年卵アレルギーを治すべく負荷試験を繰り返してきて、抱いている私の印象です。