卵アレルギーの症状として腹痛が多いことは知られていると思います。
負荷試験を多くやっていると、乳や小麦アレルギーに比べると、卵アレルギーでの腹痛はとても多いと感じます。
ご存知の方も多いと思いますが、当院は卵の負荷試験の場合、卵クッキーやカステラという加工品を使い、最終的に卵焼きという手法をとっています。
それからすると、卵クッキーやカステラでは腹痛の頻度はさほど高くない印象を思っています。卵焼きの負荷試験をやると腹痛が増える気がしています。
しかも、年齢が上になってくると、腹痛を訴える確率が増え、そして怖がって卵をさらに避けるようになり、負荷試験が進まなくなることが多いように感じています。
卵クッキーやカステラでも、治りにくいお子さんは強い腹痛を訴えたりします。
卵アレルギーの治りにくさと腹痛には何か関係があるような気がしています。
いや、エビデンスはありませんよ。長年卵アレルギーを治すべく負荷試験を繰り返してきて、抱いている私の印象です。