先日、1歳の乳アレルギーのお子さんに負荷試験を行いました。
この患者さん、わずかな量の牛乳で発赤が見られていました。それでも負荷試験をやった結果、5ml程度は摂れることが分かり、頻繁に飲んでもらっていました。
半年ぶりに負荷試験となりましたが、50mlは問題なく摂れそうだいうことが分かりました。
次回は、数ヶ月後に200mlを目標とした負荷試験をやる予定です。
負荷試験の間隔や負荷量は患者さんによって異なります。負荷試験結果によって、決めている感じです。
間隔は今回、半年空いた訳ですが、もっと短くても良かったかなとは思います。増やし方としては悪くないかなと感じています。
アレルギー症状が出て、採血の結果、ミルクの反応が出ていると、「しばらく除去」なんて言われがちですが、除去せずに負荷試験によって摂れるであろう量を継続的に摂取することで、こんな結果をもたらします。
もっと多くの患者さん達に経験していただきたいことだと思っています。