小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

ファインプレー
2022年08月24日 更新

先月、上越市で食物アレルギーの事故がありました。

事故は、職員の意識の低さを象徴するもので、日頃ちゃんと食物アレルギー対策をしていないから起こるべくして起きたというものでした。それに関して、地元の教育委員会から何の連絡もありません。皆が団結して、レベルを上げるチャンスにも関わらずです。

先日、こんなことがありました。上越市内の園職員の良心という感じでしょうか?。

“湿疹”のひどい赤ちゃんを、ある園で預かることになったようです。小児科や皮膚科に通っているのですが、湿疹は良くなりませんでした。

湿疹がひどいから医者を代えて当院への受診を勧められたという話は過去にありました。今回は初めてのパターンですが、湿疹がひどく、食物アレルギーが心配だから当院への受診を勧められたというのです。

これは湿疹がひどければ、食物アレルギーを起こしやすいことを知らないと発せない言葉です。まだ生後6ヶ月くらいなので、確かに心配されるべきことです。

いつものパターンで、アトピー性皮膚炎なのにそう診断されておらず、過小診断、過小治療が繰り返されていました。ハッキリ言って医療のレベルは低いですが、私からみても食物アレルギーの可能性は極めて高いと考えており、園の先生はファインプレーだと思います。

食物アレルギーを抑え、アトピー性皮膚炎の状態も安定させることができます。私も頑張ろうという気合がみなぎります(笑)。